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戸隠診療所

長野市国保戸隠診療所外観

診療所の概要
創立年月日 昭和32年8月1日
所在地 〒381-4102 長野市戸隠豊岡1554
TEL 026-254-2211
FAX 026-254-2299
病床数 無床
診療科 内科、小児科、小外科
職員数 5名(医師1名、看護師2名、事務職2名)
医療機器 X線撮影装置、超音波断層撮影、電子内視鏡、低周波・超音波治療器
併設施設 歯科診療所
併設施設職員数 5名(医師1名、看護師2名、事務職2名)

戸隠は県の西北部に位置し、人口約3,900人(26年4月現在)の高原である。17年1月長野市と合併し、「戸隠村」から「長野市戸隠」となる。診療所は19年4月に戸隠支所の1階に新装移転。広さは2倍になりストレッチャー移動も楽々出来る。2つの診察室を備え、2人体制も可能である。インフルエンザ流行期には2箇所に備えた第2待合が有効に活用される。電子カルテ、デジタルX線撮影装置が導入されシステムも一変。待合室、点滴室、物療室にはBGMが流れ、音楽療法も試行。内科、小児科を標榜するが、山の中の診療所なので実際はほぼ全科に対応しており、対応しきれない方や重症者のほとんどは長野市街の病院もしくは後方支援病院に紹介。車で30~40分でたいていの病院に行くことが可能である。

受付フロア

過疎化が進み高齢化率は40%を超え、高齢者独居世帯や高齢夫婦世帯が多く、健全な生活を維持するためには行政・福祉・保健・医療の緊密な連携が必要となるが充分な状態とはいえない。
内科的には高血圧症、脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患といった生活習慣病が大半を占め、それらを起因とする脳卒中、心不全の発症率はかなり高い水準と思われる。夏場は農業従事者の高齢化、少数化の中での過重な労働、冬場は降雪のため一転して家の中に閉じこもることが多く、「お茶」の機会が多くなり、決定的な運動不足が一因である事は確かである。
また、整形外科的にも同様の理由で変形性膝関節症、腰痛症などが多く、厄介なのは、「安静」は治療法として成り立たたず、「すぐにでも働けるようになること」が治療なのだ。
虫刺症も多く、中でも蜂刺されは1シーズン(4月~10月)144件、そのうちアナフィラキシーショックが7件という年もあった。ツツガムシ病を含むダニ咬傷、クモ咬刺傷といったものも稀ではない。また、犬猫ばかりでなく、熊、アライグマ、タヌキ、マムシなどによる外傷もある。
山村の診療所とはいえ住民は現代医学の恩恵を期待する。胃・十二指腸内視鏡検査、超音波検査頻繁に行いそれぞれ30症例から40症例を超える悪性腫瘍が見つかり、幸い早期に見つかるものも多い。身近な敷居が高くない診療所だからこそ早期に見つかったものも多いと自負している。
救急対応は比較的迅速で、隣接の鬼無里分署または飯綱分署から出動し、10~15分で救急車が到着する。そして30~40分で長野市街のいずれかの病院に転送可能で、救急出動を要請して概ね1時間で救急病院に搬送することができる。幸い今までのところ、病院のたらいまわしに会い悲惨な状況を招いたことはない。しかし、病診連携のあり方はまだまだ課題が多く、また器具の装備だけでなく質的にも一歩上を目指す姿勢必要である。

診察室

合併後戸隠ケーブルテレビの協力も得て「診療所茶話会」を開始。各地区を回り、地区の方々と医療上の心配事、悩み事などについて車座になって語り合い、病気や健康について解説をしてきた。21年6月からは「ノルディック・ウォークin戸隠」を実施。最初は65歳以上の方を対象に両手にストックを携えて自分のペースで戸隠古道のウォーキングを楽しもうというもので、この地を育んだ歴史や文化を語り合いながら、それぞれの季節を彩る木々や草花、野鳥の声を味わいながら行ってきた。そして現在住民自治協議会や保健センターが中心となって運営し、診療所はサイドからの協力という形で受け継がれより幅広い住民に親しまれるようになってきている。

 

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