創立年月日 | 昭和24年4月 |
---|---|
所在地 | 〒399-1801 下伊那郡泰阜村3256-1 |
TEL | 0260-26-2003 |
FAX | 0260-26-1012 |
専門外来 | 呼吸器科、腎臓内科 |
職員数 | 5名(医師1名、看護師2名、事務2名) |
医療機器 | CT、レントゲン、内視鏡、腹部エコー、心電図、骨密度測定装置、脈波測定装置 |
併設施設 | 保健福祉支援センター |
その他 | 地域医療最前線(長野県国民健康保険団体連合会機関誌 信濃の国保2020年3月号より) |
施設案内図
泰阜村診療所
医療の中核と福祉の拠点
泰阜村は県の南部、天竜川の東側に位置し、標高320mから800mにあります。気候は温暖で、四季の変化に富み常緑樹と落葉樹が混在し、植生が豊富で、白いタンポポやカタクリなど、多様な花を楽しむことができます。 人口は約2,000人で戸数は760戸の過疎の山村です。村内には、19の集落が点在し、診療所はそのほぼ中央にあります。
診療所は村内唯一の医療機関であり、昭和24年に開所後昭和50年の改築を経て、平成12年に現在の位置に『保健福祉支援センター』と併設により新築されました。 職員は現在医師1名と看護師2名、事務員2名で泰阜村診療所におけるすべての業務を分担して遂行しております。朝8時過ぎより当日受診希望者より電話がはいり始めます。名簿をチェックしてどのような経路で患者さんを拾ってくるかが決定されます。8時半から電話番を1人残して他の者は全員社会福祉協議会との合同ミーティングに出席します。各セクションとの打合せが朝なされ、気になる方や利用者さんの希望がスッタフ全員の共通了解事項となります。当日のそれぞれの予定も確認されます。
9時から診察が開始されます。血圧を測り薬を処方すれば満足な方はそれそこ3分で終了しますが、話を始めると止まらない方は20分以上御相手をします。<本当>の病気がありそうな方にはCT、心電図、エコーや尿・血液の機器を駆使して病院へ紹介すべきか当診療所でフォローすべきかを30~60分かけて判断します。午前中3時間で20人~30人くらいの患者さんが来られますが9割は70歳以上の方々です。
午後は特養の配置医から学校医としての仕事や予防接種そして往診を平均1日5~6人回っています。自宅で最期を迎えたいと希望される方は特別な思いで対応いたします。このような時、医療と福祉のサービスが協力的に行われるのが当村の特色でありましょう。休日祝日には診療所と社協に所属する看護師5名で当番制を敷き必ず1名の看護師が連日の処置や急患に対処しています。もちろん医師は在村する限り出動しますし、遠隔地にいても携帯電話で連絡をとり合いますので、死亡診断書の交付以外は全く問題が生じません。安心して在宅で看取りが出来ているものと考えます。