創立年月日 | 昭和63年3月1日 |
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所在地 | 〒384-1406 南佐久郡川上村原308 |
TEL | 0267-97-3216 |
FAX | 0267-97-3217 |
職員数 | 7名(医師2名、看護師3名、事務2名) *応援医師の協力を受け、毎日2診 |
医療機器 | 電子内視鏡、超音波、X線装置、血球計数装置、生化学検査装置 |
豊かな風土と人に支えられて
川上村
川上村は長野県の最東端。山梨、埼玉、群馬の3県に接し、東西23km、南北16km。
北の村境から東南の村境にかけて男山、甲武信岳、国師岳、金峰山など、秩父多摩国立公園の主峰がそびえ、村の中心には東西に千曲川が流れています。気温差の大きい高冷乾燥地帯で、全国的に名高い清浄な高原野菜の一大産地でもあります。
川上村の歴史は古く、縄文中期の大深山遺跡(国指定史跡)があり、中期には武田信玄の勢力下で甲金を採掘、江戸時代には天領として幕府の直轄支配を受けました。 現在、人口は4,700人。内65歳以上が25.3%であるが15歳未満の年少人口は17%、出生率は1.79人と周辺地域と比べいずれの数値も高いのが特徴です。
保健・医療・福祉・介護の統合
川上村の保健・医療・福祉・介護は“ヘルシーパークかわかみ中央棟”を中心とし東側にはディサービス、西側には診療所が併設し構成された総合施設から各種サービスが提供されています。“ヘルシーパークかわかみ中央棟”には役場保健福祉課と川上村社会福祉協議会(ヘルパー・訪問看護など)が同じフロアにあり、診療所と各セクションとの患者調整会議や相談も容易に出来る環境にあります。
診療所の一日
診療日:(月~金)
- 午前8時30分~ 外来診療
- 午後2時00分~ 外来診療・訪問診察
※毎週(水)の午前は胃カメラの日
※第1・3土曜日の外来診療は午前8時30分~12時00分まで
休診日
日曜 祝祭日 第2・4・5土曜日
診察は総合診療医を中心とした応需体制をとっています。川上村は、高原野菜を主とした一台産地です。夏の出荷時は、1,000人を超える農業アルバイトや都会から川上村にある休暇施設、保養地を利用する子供などを含め村の人口は大きく膨れ上がります。
その中から発生する事故や急病なども診療所の抱える仕事となっています。
聞かせてもらう医療
診療所では患者さんの話を聞かせてもらうことも大切な仕事です。何気ない話の中に治療のヒントのある場合もあります。検査や薬で治療するよりも大きな治療効果の隠されている場合があります。この様に診療所では患者さんとの信頼関係を強く保つことが医療の大前提と考えています。
これからの医療の役割について
国保診療所の開設には、地域住民の健康、病気、怪我などへの不安から必要に迫られ診療所建設がなされた歴史があります。そのような経緯を考えれば、診療所はその土地で生きている人の生活や習慣などを踏まえたうえで、村民が住み慣れた土地で安心して終末期が送れるような地域医療を考えてゆくことも必要であると考えています。