創立年月日 | 平成昭和56年4月1日 |
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所在地 | 〒386-0603 小県郡長和町大字古町2857 |
TEL | 0268-68-2036 |
FAX | 0268-68-4034 |
病床数 | 140床 |
診療科目 | 内科、外科、整形外科、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、脳神経外科、循環器科、消化器科、呼吸器科、リウマチ科、リハビリテーション科、麻酔科、耳鼻咽喉科、心臓血管外科 |
専門外来 | 腎臓、消化器、呼吸器、循環器、肝臓、神経膠原病、透析(25床) |
医療機器 | MRI、ヘリカルCT、デジタルアンギオシステム、X線テレビ、骨密度測定装置、超音波診断装置、個人用透析装置、生化学自動分析装置 |
職員数 | 252名 |
地域に密着した心 あたたかな医療の実践
国保依田窪病院は、昭和56年4月に長門町、武石村、和田村の3ヶ町村組合立病院として発足しました。
現在診療科は、内科、外科、整形外科、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、脳神経外科、循環器科、消化器科、呼吸器科、リウマチ科、リハビリテーション科、麻酔科、耳鼻咽喉科、心臓血管外科の16科です。一般病床140床と透析25床を有する地域の基幹病院です。上小地域保健医療圏に属する当地域は、依田窪南部地域と呼ばれ、八ヶ岳中信高原国定公園に接しています。周辺に蓼科山や霧ヶ峰高原、美ヶ原高原、白樺湖などの有名観光地や大型スキー場を控え、年間を通じて観光客やスキーヤーでにぎわっています。
国保依田窪病院は、関東地方と松本地方を結ぶ主要幹線国道254号線沿いに所在し、松本市、諏訪市、上田市、小諸市、佐久市などの近隣の地方市までいずれも約1時間以内の距離圏にあります。
リハビリテーション施設増築による機能の充実
当院の診療圏は、地理的環境から組合組織3町村と丸子町からなる依田窪地域と立科町を主に千曲川を境とした左岸地域が中心ですが、専門医療の充実と周辺道路交通網の整備とあいまってここ数年で、さらに広域化が進んでいます。
それに伴い、外来、入院とも患者数が増加し続けたことによる、診療時の待ち時間の解消や、ベッド不足による入院待ちをなくすための増改築工事が平成13年3月に竣工し、新病棟は140床になり、病室もゆとりのある快適なものになりました。また、診療部門についても診療室を増やすとともに、MRIやデジタルアンギオシステムなどの医療器械の整備も進め、より高度な医療を提供することが出来るようになりました。また、平成16年度では、リハビリテーション機能の充実のための、訓練室増築工事を実施いたしました。
診療計画では、当地域の保健医療計画に沿って二次医療圏まで担うこととしています。
地域における傷病傾向を把握したうえで、内科では、虚血性心疾患のプライマリケアを含めた生活習慣病の予防と治療、透析を中心とした腎疾患の治療、胃腸疾患の内視鏡的治療。外科では、消化器系悪性疾患の診断と治療、末期がん患者の在宅でのターミナルケア。整形外科では、人工関節置換術を含む関節疾患、骨軟部腫瘍、リウマチ、併設の脊椎センターにて脊椎疾患の診断と治療。小児科では、心臓、腎臓、アレルギー疾患の管理、乳幼児、学童の健診活動。眼科では白内障と緑内障の治療に力を注いでいます。 救急告示病院に加えて、病院群輪番制病院にも指定されていることから、救急件数及び時間外診療も増えており、救急病院として、この地域における役割を十分に果たしているといえます。
また、平成16年9月には、患者さんからのご寄附を施設整備等に有効活用できるように、高度医療充実基金を設置しました。
医療と福祉の連携強化
組合組織3町村における65歳以上の高齢者割合は29%を上回っています。当院で受診するお年寄りの罹患疾病の上位は循環器系、運動器系など慢性的な疾患です。これらは、継続的な治療を必要とし、病院と密接な連携のもとに生活指導を含めた治療を受ける必要があります。
また、3町村には、約170人の要介護度4及び5のお年寄りがいます。中には核家族化の進行等で1人暮らしになったり、介護してくれる人がいないなどの理由から、医師による往診等を希望する人が多くなっています。こうした要請に応えるために専任の看護師、ソーシャルワーカー、理学療法士で構成された地域医療部を設置し、訪問看護や訪問診療、訪問リハビリなどの在宅医療にも力を入れています。また、介護保険制度の施行に伴い、指定居宅介護支援事業者の指定も受けました。
当院には、同じく組合立の依田窪老人保健施設「いこい」も併設されており、互いの機能連携を図りながら看護、介護、機能訓練などを通じて自立と家庭生活への早期復帰を支援しています。
ひらかれた病院づくり
国保直診病院として、地域住民の健康保持、増進のための事業にも積極的に取り組んでいます。
成人を対象とした生活習慣病健診、学童や乳幼児の健康診断や予防接種などに積極的に関わり、隣接している保健福祉総合センターと連携して健康教育や健康指導にもあたっています。このほか、病院祭などを開催して地域住民と接する機会を設けるなど、より開かれた病院づくりをめざしています。